結婚式場の費用が見積もりよりも膨らみやすい理由とは

■予算通りで収まることは稀
どんなタイプの結婚式場でも、最初は式場で提案されているパッケージやプランを選んで契約することが多いのですが、最終的に支払う費用は、最初の予算よりも大幅にアップしてしまうことが多く、予算通りの費用で収まったというカップルは稀です。そのため、最初に予算を組む段階で自分たちが負担できるギリギリのラインにしてしまうと、最終的に費用が足りなくなってしまうという事態になりかねません。どんな理由で予算オーバーになりやすいのか、またオーバーしすぎないためにはどんな工夫をすれば良いのかを知っておくことによって、メリハリをつけた挙式に仕上げることができます。

 

■予算オーバーになりやすい原因
予算をオーバーしやすい原因にはいろいろなものがありますが、その中でもまとまった金額でドンとコストアップしやすいのは招待客の人数が変わってしまうことです。最初はこぢんまりとしたパーティにする予定でも、やっぱり職場の人も招待したいとか、取引先の人も誘ったほうが良いのでは、などアレコレ考えるうちに招待客の人数はどんどん膨れ上がってしまいます。ゲストの客が増えることによって、当日のお食事や飲み物、それにメニュー表や席札、引き出物など関連する費用が高くなりますし、場合によっては予約しておいた会場では収容できずに別の会場を使わなければいけなくなったりすることもあります。結婚式を予算オーバーにしないためには、式場を押さえる段階で最初に招待客はできるだけ多く書き出しておき、減ることはあっても増えすぎることが無いような状態で招待客の人数をカウントしておくのがオススメです。

 

挙式の日が近づくと、式の内容をより具体的に作り上げていくことになります。新郎新婦が式場に足を運んでコーディネーターといろいろな打ち合わせをして決めていくわけですが、式の中での演出を加えたり、お料理やお花のランクをアップしたりすると、それがダイレクトに予算オーバーにつながります。最初の頃は「そうした演出は必要ない」と思っていても、打ち合わせの時に「これは盛り上がりますよ」とか「人気があるから一押しの演出」などと言われると、やはり自分たちも追加したくなるものです。こうした演出は確かに場を盛り上げる役割はありますが、費用的にはかなり割高なものが多いので、もしもコストを抑えて披露宴を盛り上げたい場合には、友人などに余興をお願いするなど、自分たちで工夫すると良いでしょう。

 

お料理のランクをアップすることもまた、予算オーバーにつながります。結婚式のお料理にはいくつかのランクがあり、使われている食材やメニューの内容、そして費用が異なります。1人当たり2000円程度予算を上げた場合、招待客が100人だとそれだけで20万円の予算オーバーになってしまいます。婚礼料理は見た目が華やかでゴージャスなのですが、お料理のランクをアップしてもゲストにとってはほとんど違いが分からないということは多いものです。もしも料理にこだわった挙式をしたい場合には、招待できるゲストの数は少なくなりますが、レストランや料亭を利用するなど工夫をしたほうが、ゲストには伝わりやすいかもしれませんね。

 

■初期費用に何が含まれているのかを確認するべし
結婚式場から最初に見積もりを受け取ったら、そこに何が含まれているのか、具体的にチェックするようにしましょう。一般的には初期費用に含まれているものはベーシックなものが多く、後からしゃれた演出やサービスを追加したい場合などには別料金になっていることが多いものです。例えば、会場前にウェルカムボードを設置する場合でも、それは別料金だったりすることは多いですし、乾杯用にシャンパンを使いたい場合、デザートをビュッフェ形式にしたい場合などにも、そうした料金は初期費用に含まれていない可能性があります。

 

ブライダル業界で働いていた経験がある人なら、見積もりを見た時に、具体的なサービスについても質問できるかもしれませんが、初めての結婚式だったりすると、見積もり以外に自分がどんなサービスを欲しいと思っているのか、またどんなサービスを追加するべきなのかが全く分からないという人は少なくありません。挙式の日が近づけば、そうしたより具体的な部分に関しても打ち合わせをしていくので、あれも欲しいな、これもいいな、という欲が出てくるものです。結婚式は一生に一度のイベントですし、あれも欲しい、これも欲しいと欲を出すことは決して悪いことではありませんが、予算オーバーになりすぎて費用が足りなくなってしまうのは困りますよね。そのため、結婚式場に最終的に支払うことになる費用は、最初に受け取った見積もりよりも大幅にアップするだろうと考えておいた方が、後からトラブルやパニックに陥りにくくなります。

 

■ご祝儀を当てにし過ぎないこと
結婚式を行ってゲストを招待すると、大半のゲストはご祝儀を持参してくれます。社会人のマナーとして、だいたいご祝儀にはいくらぐらい包むものなのかという目安はありますが、それを当てにし過ぎてしまうのはNGです。カップルの中には、挙式にかかる費用はすべてご祝儀でまかなうつもりで招待客を多く呼んだり、捕らぬ狸の皮算用をすることがありますが、「友人だからご祝儀は3万円ぐらいだろう」と予想していても、もしかしたらその友人はいろいろな事情があって2万円とか1万円ぐらいかもしれません。そうすると、挙式の後で気持ちの中にわだかまりが生まれてしまったりして人間関係にひびが入ってしまいます。

 

そうしたトラブルを避けるためには、挙式にかかる費用は全額を自分たちで自己負担することを前提に計画を立てるようにしましょう。ご祝儀をいただいたら、それはかかった費用を相殺するために使わせてもらうことにすれば良いわけです。いくら入ってくるのかを当てにしなければ、腹が立ったりガッカリすることもないでしょう。

 

■見積もりには入っていない費用もたくさん
挙式費用が見積もりから大きくオーバーしやすい原因には、見積もりには記載されない項目や費用がたくさんあることも見落としてはいけません。例えば、少しでも費用を安く抑えるためにウェディングドレスやタキシードなどは自分たちで準備したり手作りにするというカップルは多いのですが、外部からの持ち込みドレスやタキシードには持ち込み料がかかる場合がほとんどです。かかる料金は1着当たり3万円〜5万円と高額な場合が多いので、最終的には持ち込むよりも式場でレンタルしたほうが安上がりだったということもあります。

 

その他にも、挙式の後披露宴に向かう前のヘアチェンジが別料金だったり、子供のために別料理をリクエストすればそれも別料金になることが多いですし、食物アレルギーを持っている人のために特別な料理を依頼すれば、それも別料金となります。また、ウェディングドレスをレンタルする場合、ドレス以外に下着や小物が必要になるわけですが、そちらは別料金になっていることが多いので、最終的にはいろいろな経費が掛かって予算オーバーになってしまうのです。

 

それでは、予算を抑えるためにはどんな所を工夫したら良いのでしょうか?おすすめなのは、まずはゲストへ送付する招待状や席札などの印刷物を自分たちで準備すると良いでしょう。手間や時間はかかりますが、ネットでステキな招待状や席札を作ってくれるサービスはたくさんありますし、日数に余裕を持ってオーダーすれば、そちらの方がかなり安くなる場合が多いので、挙式費用を抑えることができます。